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分(ぶ)は、 を表す漢数字である。そもそも「分」は、「八」+「刀」の会意であり、刀で左右に(八)に切りわける意味を表す漢字である〔岩波新漢和辞典、p.146、岩波書店、第2刷、1995年4月13日発行、ISBN 4-00-080080-9〕〔白川静:常用字解、p.564、平凡社、初版第5刷、2004年3月1日発行、ISBN 4-582-12805-X〕。したがって10進法の文脈では「十個に切り分ける」ということから、様々な計量単位や割合のを表すために使われる〔二村隆夫監修:「丸善 単位の辞典」、p.289、2002年3月25日発行、ISBN 4-621-04989-5〕〔小泉袈裟勝、『歴史の中の単位』、「さらに銭の10分の1を「分」ということになったが、この分は質量単位に限らず、一般に10分の1を表わす字である。」、p.345、総合科学出版、1974年11月10日発行〕(ただし、時間や角度のような60進法においては、を表す)。 このように、「分」は、文脈によって様々な物理量を表すことになる。 「割」と共に使われることに起因して、を意味すると誤解されることがある(後述)。なお、厘は、基準単位のである〔小泉袈裟勝、『歴史の中の単位』、「銭以下は、分、厘、豪と10進法をとるのである。この方式もいつか日本に入った。」、p.259、総合科学出版、1974年11月10日発行〕。 == 計量単位など == 何のになるかの基準となる単位(「基準単位」)は、量ごとに決まっており、以下のとおりである。 * 長さ - 寸、 文 * 質量 - 匁 * 温度 - 度 * 割合 - 割(誤解があるので、後述) このように固定されているので、「分」は単にを意味するだけでなく、様々な計量単位又は通貨単位として使われる。したがって、一分が0.1寸なのか、0.1匁なのか、0.1度なのか、それとも0.1割なのかは文脈による。 実際に桁を連ねるときは、「二寸三分四厘」、「二匁四分六厘」、「三十六度五分」、「三割二分六厘」のように1の位の後に「基準単位」をつける。現代的な表現が「2.34寸」のように最後に「基準単位」を付けるのとは異なる。 以下、「分」がよく使われる個別の単位について述べる。なお、現在の日本の計量法体系では、計量単位としての分は、特殊の計量の場合〔計量単位令 別表第6に掲げられているもの。「もんめ」のみが「真珠の質量の計量」の場合に限って認められるが、「分」は認められていない。〕であっても、使用が一切禁止されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「分 (数)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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